掲載済み (2026-09-12号)
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Kaggleコンペ紹介:AI Agent Security - Multi-Step Tool Attacks

日本語

掲載情報

2026年9月12日土曜日号 メインジャーナル掲載

概要

KaggleのAIエージェントセキュリティコンペにて、非公開ガードレールの挙動をプロービングで特定し、攻撃プロンプトを徹底的に最適化することで4位入賞を果たした手法の解説。

詳細内容

松尾研究所のチームがKaggleで開催された「AI Agent Security - Multi-Step Tool Attacks」コンペで4位(金メダル)を獲得した際の取り組みを紹介している。本コンペは、信頼できない入力からAIエージェントに危険な行動(ファイル操作や情報流出など)を取らせるレッドチーミングを競うもの。筆者らは、実行時間の差異を利用した「タイミング・プロービング」により、非公開のPrivateガードレールの仕様を推定。その結果、最も効率的に得点可能な『CONFUSED_DEPUTY(不要なメール送信)』攻撃に絞り込み、GPT-OSSやGemmaといったターゲットモデルごとにKVキャッシュの再利用やゼロ幅スペースによる検知回避を駆使してプロンプトを最適化した。1位チームが採用したGCG(敵対的最適化)による高度な手法との比較も行い、モデルへの「呼ばせ方」の最適化が勝敗を分けたポイントであることを示している。