掲載済み (2026-09-05号)
107 190文字 • 1分

GoogleとMarvellの提携に見る「AIアーキテクチャ」の変化:カスタムシリコンの拡充

日本語

掲載情報

概要

GoogleがMarvellとカスタムシリコン開発で提携し、アクセラレーター以外のストレージやネットワーク領域まで独自チップ化を広げるAIインフラの構造変化を解説。

詳細内容

GoogleはMarvell Technologyと広範なカスタムシリコン開発に関する契約を締結しました。この提携は、従来のTPU(Tensor Processing Unit)のような汎用アクセラレーターに留まらず、AI推論、ストレージコントローラー、ネットワークインターフェース、ニアメモリコンピュートなど、データセンターのインフラ全域に及ぶものです。GoogleはBroadcomとのTPU開発を継続しつつ、その周辺システムをMarvellと共に最適化することで、AIコンピュートの経済性を最大化しようとしています。背景には、AIが大規模トレーニングから推論ワークロードへと移行し、生成されるトークンあたりのコストや電力が最重要視される「収益化時代」の到来があります。契約には異例の新株引受権(ワラント)も含まれており、2033会計年度までを見据えた長期的なコミットメントが示されています。ハイパースケーラーが独自のシリコンでシステムの垂直統合を加速させる、AIアーキテクチャの大きな転換点を象徴する動向です。