掲載済み (2026-08-29号)
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「AI拒否者」として夢の職場を去った女性:AFLでのCopilot強制導入が投じる一石

原題: AFL resignation: Staff member quits after being told she could not opt out of using Microsoft Copilot

英語

掲載情報

2026年8月29日土曜日号 メインジャーナル掲載

概要

オーストラリアン・フットボール・リーグ(AFL)の職員が、業務でのMicrosoft Copilot使用強制とオプトアウト拒否を理由に、長年の夢だった仕事を辞職した事例が注目を集めている。

詳細内容

オーストラリアン・フットボール・リーグ(AFL)の参加マネージャーを務めていたガブリエル・ボイル氏が、組織内でのMicrosoft Copilot導入に伴い、自身の業務をAIにアクセスさせない「オプトアウト」を求めたものの、人事部門から「AIシステムによるアクセスを拒否する権利はない」と書面で回答され、辞職に至った経緯を報じている。ボイル氏は、AIによる消費電力や水の問題、人間の思考能力への影響、さらには人類滅亡のリスクといった倫理的・環境的な懸念から「AI拒否者(AI refuser)」を自称している。この事例は、雇用主が所有する機器やソフトウェア、生成物に対する権利が法律で保護されている一方で、職場へのAI導入プロセスにおける労働者への協議義務やプライバシー保護のあり方が追いついていないという「ガバナンスの溝」を浮き彫りにしている。労働組合などは、AIが労働者の日常業務を根本的に変える中で、適切な協議や透明性のあるポリシーが必要だと主張している。