掲載済み (2026-06-20号)
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査読は「ほぼ破綻」している――生成AI時代の研究成果公開を、もう一度設計し直す:JSAI2026 企画セッション報告

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掲載情報

概要

AIによる論文投稿の爆発的増加と査読システムの機能不全を背景に、論文という成果物から「研究プロセス」重視の信頼性構築へと学術流通の仕組みを再編する議論の記録。

詳細内容

人工知能学会全国大会(JSAI2026)で開催された、生成AI時代の研究成果公開に関するセッションの報告記事です。NeurIPSやICML等のトップカンファレンスでは投稿数が数万件規模に急増し、専門家不足により査読システムが実質的に崩壊しつつある現状が杉山将教授らによって示されました。議論の焦点は、単なるAI利用の是非ではなく、隠しプロンプトの混入やデータの捏造を防ぐための「プロセスの透明化」や「形式検証」の導入に移っています。また、論文が「AIが書き、AIが読むプロンプト」化する未来において、研究プロセスの来歴管理を担う情報専門職の役割や、査読への貢献を正当に評価するインセンティブ設計の重要性が強調されました。360年続く学術出版の仕組みを、メタサイエンスの視点から再設計する過渡期にあることを示す内容となっています。