概要
LLMの進化により実装のボトルネックが解消される中で、暗黙知を価値へ変換するための「FDE」と「Platform」を軸とした次世代の開発プロセスを提唱する。
詳細内容
LayerXのCTO松本勇気氏による、AI要件定義サミット2026での登壇資料です。LLMの進化に伴い、ソフトウェア開発のボトルネックが従来の「実装」から、その前後の工程である「要件定義(暗黙知の言語化)」と「価値の実現(アウトカム創出)」へ移動したと分析しています。
この変化に対応するため、同社が推進する2つの柱が紹介されています:
1. **Platform**: Agentを効率的に構築・改善し、再利用可能な資産とするための基盤。LLMに自由に考えさせるのではなく、制約の中で確実に動作させる装置として機能します。
2. **FDE (Forward Deployed Engineer)**: 顧客の最前線で暗黙知を掘り起こし、ビジネスインパクトに責任を持つ役割。要件を単に聞くのではなく、観察と実験を通じて「正しい仕様」を導き出します。
これらを組み合わせることで、LLMの進化を即座にプロセスへ取り込み、要件からアウトカムまでの距離を極限まで短縮する組織構造の在り方を説いています。