概要
インドの医学生が生成AIで作成した架空の女性インフルエンサーを用い、米国のMAGA支持層をターゲットに多額の収益を上げていた実態が判明しました。
詳細内容
米誌WIREDの調査により、トランプ前大統領を支持する「MAGA」層の間で人気を博した金髪インフルエンサー「エミリー・ハート」が、実はインドの医学生「サム」が生成AIで作り上げた虚像であったことが明らかになりました。サムは、ChatGPTに女優の画像を読み込ませて「ニューヨークの看護師、キリストとビールが好き」という保守層に好まれるプロフィールを設定。リール動画で数百万回の再生を記録した後、有料プラットフォーム「Fanvue」でAI生成のビキニ写真を販売し、数千ドルを稼ぎ出しました。
取材に対しサムは、MAGA支持者を「非常に騙されやすい」と評する一方で、リベラル版の作成も試みたものの、民主党支持層はAIによる偽物を見破る能力が高く、収益化に失敗したと語っています。この事件は、特定の政治的・社会的クラスタの嗜好や孤独を狙い撃ちにする生成AI詐欺の巧妙さと、その収益性の高さを浮き彫りにしています。