次号掲載予定 (2026-10-10号)
124 162文字 • 1分

ニコンの顕微鏡動画コンテストで生成AIスキャンダル、1位入賞作品が規定違反で失格に

原題: Generative AI scandal has come to one of Nikon's competitions | DPReview

英語

概要

ニコン主催の顕微鏡動画コンテスト「Small World In Motion」にて、第1位を獲得した作品が生成AIの使用を禁止するルールに抵触したとして失格となり、順位が繰り上げられた。

詳細内容

ニコンが主催する著名な顕微鏡動画コンテスト「Small World In Motion」において、2024年度の第1位に選出された作品が、生成AIの使用を禁じる競技規定に違反したとして失格処分を受けました。問題となった動画は、希少な遺伝性疾患を持つ子供の気道繊毛の動きを捉えた科学的に重要な映像とされていましたが、他の科学者から「実際の患者の細胞とは似ても似つかない」との指摘が相次ぎました。BBCの報道によると、投稿者自身もAIの使用を認めたとのことです。ニコンは審査員との協議を経て、この動画の資格を取り消し、元々2位であった作品(線虫とディレプタスを捉えた動画)を新たな1位に昇格させました。この事件は、真偽の判定が難しい科学的・微視的な映像分野においても、生成AIによる偽造の脅威が現実のものとなっていることを示しています。