概要
AIエージェントの評価において、最終回答だけでなく実行過程の手順全体をシナリオとグレーダーで検証し、品質・コスト・レイテンシのトレードオフを可視化する手法を解説。
詳細内容
AIエージェントの評価は、最終的な応答が「もっともらしく見える」失敗を含むため、回答単体では不十分です。Grafana Assistantの開発事例では、プロンプトから仕様を切り離し、「シナリオ」と「グレーダー」を用いた評価ループを構築しています。評価は、ツール呼び出しやクエリ構造を検証する「決定的な採点」と、具体的なルーブリック(評価基準)を用いた「LLM-as-a-judge」を使い分け、エージェントの実行過程全体を対象にします。また、オープンソースのベンチマーク『o11y-bench』に見られるように、現実のワークフローに基づいた少数の高品質なタスクセットを維持し、AIの提案を人間が審査するループを回すことが、継続的な品質改善の鍵となります。オブザーバビリティのドメイン知識を活かし、インフラと同様にエージェントの振る舞いを計装・観測・改善する姿勢が求められます。