掲載済み (2026-09-26号)
170 201文字 • 2分

ClaudeがCRISPR様の反復配列を持つ新規酵素システムを発見

原題: Claude discovers a novel enzyme system \ Anthropic

英語

掲載情報

概要

Anthropicのライフサイエンスチームは、AIモデル「Claude」を用いてゲノムデータを解析し、CRISPRに類似した特徴を持つ未知の酵素システム「ART」を自律的に発見したことを報告しました。

詳細内容

Anthropicは、AIを活用して基礎生物学研究を行う新しいライフサイエンス研究グループの設立と、その初期成果を発表しました。AIモデル「Claude」は、210万トークンを消費する950の並列エージェントとして稼働し、膨大なDNAデータベースから未知のタンパク質ファミリーを探索。その結果、バクテリオファージにおいて、逆転写酵素(RT)と特定のDNA反復配列、および機能不明のアクセサリタンパク質からなる新規酵素システム「ART(array-associated reverse transcriptases)」を発見しました。 このシステムは、ゲノム編集ツールとして知られるCRISPRと類似した配列構造を持っており、プログラム可能なDNA操作(切断、複製、貼り付けなど)を行う可能性が示唆されています。Claudeは専門家が数週間から数ヶ月を要するデータ分析をわずか21時間で完了し、自ら「CRISPRのようなリピート配列がある」と異常を検知して報告しました。この成果は、AIが科学的仮説の生成から発見のプロセスを大幅に加速させる「AI主導の科学研究」の強力なデモンストレーションとなっています。