概要
「1プロンプトで完成」という幻想を排し、Claude Codeを用いて374回のプロンプトと実地的な工夫を重ねてコーポレートサイトを構築した、AIネイティブ開発の実践的な記録。
詳細内容
paiza創業者でEldipa代表の片山氏が、自社コーポレートサイトをClaude Codeを活用して制作した過程を詳細に解説しています。単にAIに「作らせる」のではなく、意思決定の質を高めるための5つの戦略が紹介されています。
1. **ドキュメント駆動の開発**: 要件をMarkdownファイルに書き出し、AIには「不明点のリストアップ」を命じることで、議論を整理し合意形成を優先する。
2. **複数案の同時検証**: 1案を修正し続けるのではなく、異なるデザインの方向性ごとに実動するHTMLを複数出力させ、比較検討を行う。
3. **人間による素材選定**: AIが苦手な「抽象的イメージからの素材検索」は人間が引き受け、55本もの動画素材を自ら検証。AIにはその管理用ページを作らせる。
4. **検証ツールの自作**: 色味の微調整などのために、AIにRGBスライダー付きの検証ツールを即席で作成させ、納得いくまで微調整を行う。
5. **思考の外部化と校正**: 原稿のたたき台はAIに出させるが、想いのこもった文章は人間が執筆。AIには校正や事実確認(ファクトチェック)を任せる。
結論として、AI活用により作業時間は短縮されないものの、試行回数と密度が劇的に向上し、経営者の意思決定の解像度を高めることができると説いています。