概要
欧州のAIリーダーMistral AIが、サムスン電子主導のシリーズDで30億ユーロを調達し、データの主権と制御を重視する「ソブリンAI」のグローバル展開を加速させる。
詳細内容
Mistral AIは、シリーズD資金調達ラウンドにおいて、欧州のテック企業として過去最大となる30億ユーロ(約5,000億円以上)を調達したことを発表しました。これにより、同社のポストマネー評価額は210億ユーロ(約3.5兆円)に達しました。今回のラウンドはサムスン電子がリードし、BlackRockや既存投資家のNVIDIA、Salesforce Venturesなどが参加しています。同社が掲げる「ソブリン(主権的)AI」は、オープンウェイトモデル、計算基盤、製品をフルスタックで提供することで、企業や政府が特定のベンダーロックインを避け、自社管理下で高性能なAIを運用できる環境を目指すものです。調達した資金は、フロンティアモデルの研究開発、計算リソースの拡大、およびグローバルな商用展開の加速に充てられます。すでにAirbusやHSBCなど125以上のグローバル企業が同社のソリューションを採用しており、データの機密性と自律性を求めるエンタープライズ市場での存在感を強めています。