概要
中国のAI市場で価格競争が激化しており、智譜AIがDeepSeekの値上げに乗じて最大7割安い新モデルを投入、AIエージェント普及によるコスト削減需要を狙っています。
詳細内容
中国のAI業界において、生成AIモデルの利用料金を引き下げる「価格競争」が再び激しさを増しています。これまで圧倒的な低価格でシェアを伸ばしてきたDeepSeek(ディープシーク)が8月中旬に最大12倍の大幅値上げに踏み切ったことを受け、競合他社がその隙を突く形で格安モデルを相次いで投入しています。
有力スタートアップの智譜AI(Zhipu AI)は、DeepSeekよりも2割から7割安い価格設定のモデルを公開しました。また、米OpenRouterなどのプラットフォームを通じて「Ox-Alpha」といった無名の格安モデルも登場しています。この競争の背景には、複数のAIを自律的に動作させる「AIエージェント」の普及があります。エージェントの運用には大量のトークン消費が伴うため、性能とコストのバランスに優れた軽量モデルへのニーズが急増しており、中国各社は米国製AIに対する価格優位性を武器に顧客の囲い込みを急いでいます。