概要
OpenAIは、Codexを単なるアプリではなくプラットフォームとして定義し、推論やツール利用を制御するオープンソースの「ハーネス」を通じて、既存の専門的なワークフローにAIエージェントを統合する手法を公開しました。
詳細内容
OpenAIは、Codexの基盤となる実行システム「ハーネス(Harness)」をオープンソースとして提供し、開発者が独自のアプリケーションに高度なエージェント機能を組み込めるようにしました。ハーネスは、モデルがコンテキストを収集し、推論を行い、ツールを操作し、人間の承認を得るための一連のループを管理します。この設計の最適化により、GPT-5.6 SolのARC-AGI-3スコアが13.3%から38.3%に向上するなど、モデルの性能を最大限に引き出すことが実証されています。
開発者は以下の3つのレイヤーで統合を選択できます:
1. **codex exec**: CI/CDやバックグラウンドタスクなどの非対話型ジョブ用。
2. **Codex SDK**: アプリケーションからプログラム的にエージェントタスクを開始・管理。
3. **Codex app-server**: 永続的な会話、イベントストリーミング、複雑な承認フローを伴う製品統合用。
これにより、汎用的なチャットUIに頼るのではなく、セキュリティ調査、顧客サポート、税務業務など、既存のダッシュボードや専門ツールの中にエージェントを自然な形で配置することが可能になります。すでにGitHubやCisco、Thrive Holdingsなどがこの仕組みを活用し、実務に特化したAI統合を実現しています。