掲載済み (2026-08-08号)
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MCPのステートレス化によるAIエージェント・インフラのスケーリング:2026年7月アップデート

原題: Scaling AI Agent Infrastructure with the MCP Stateless updates - Google Developers Blog

英語

掲載情報

概要

Googleは、Model Context Protocol (MCP) をステートレスな設計へと刷新し、クラウドネイティブな環境での大規模スケーリングとサーバーレス運用を容易にする新仕様「2026-07-28」を発表しました。

詳細内容

Googleと業界パートナーにより構成されたMCP Transports Working Groupは、Model Context Protocol (MCP) の最新仕様(2026-07-28版)を公開しました。このアップデートの核心は、プロトコル層からのセッション管理の完全な排除とステートレス化です。 従来のMCPはセッション維持のために「ハンドシェイク」や「スティッキーセッション」を必要としており、これがKubernetes上での負荷分散やサーバーレス環境(Cloud Run等)へのデプロイにおいて大きな障害となっていました。新仕様では、全てのメタデータ(プロトコルバージョン、機能、クライアント情報)を各リクエストの `_meta` フィールドに含めることで、リクエスト単位での独立性を確保しました。 さらに、サーバーからのユーザーへの問い合わせをステートレスに処理する「マルチラウンドトリップ・リクエスト (MRTR)」、時間のかかる処理をバックグラウンドで実行する「Tasks拡張」、HTTP標準に基づいたキャッシュ制御機能 (`ttlMs`) など、実用性を高める機能が多数追加されています。これにより、数百万規模の同時クエリを捌くエンタープライズ級のAIエージェント基盤の構築が可能になります。