掲載済み (2026-08-08号)
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野生霊長類の認知研究に新時代:顔認証とAIでテストを自動化する「CapuchinAI」

原題: AI opens new era in cognitive studies of wild primates | Emory News

英語

掲載情報

2026年8月8日土曜日号 アネックス掲載

概要

野生のオマキザルを顔認証で個体識別し、タッチパネルを通じて認知テストと報酬付与を自動で行うAIシステム「CapuchinAI」が開発された。

詳細内容

エモリー大学とジョージア工科大学の研究チームは、野生の霊長類の認知能力を自然環境下で自動計測するシステム「CapuchinAI」を開発した。このシステムは、Raspberry Pi、タッチパネル、報酬供給機、および顔認証AI(YOLOベース)を統合した低コストな装置である。コスタリカでのフィールドテストでは、97%の精度で個体を識別し、野生のオマキザルが迅速にタッチパネル操作を学習して報酬(乾燥バナナ)を獲得することに成功した。 本研究の意義は、ラボでの厳密な実験制御と、野生環境での自然な行動観察のギャップを埋める点にある。システムは個体の習熟度に応じた課題の提示や、特定個体による独占の防止機能を備えており、進化心理学や人類学における「知能の進化」の解明に寄与する。設計図やコードはオープンソースで公開されており、他種への応用も期待されている。