掲載済み (2026-08-08号)
027 169文字 • 1分

生成AIがコードを書く今、改めて考えたい「ソフトウェアを作る」ということ

日本語

掲載情報

概要

生成AIによるコード生成が一般化する中、建築との比較を通じて「動くものを作る」ことと、品質や保守性を含めた「ソフトウェアを完成させる」ことの決定的な違いを再考する。

詳細内容

生成AIの普及により「誰でもソフトウェアを作れる」と言われる時代になったが、著者は「作れる」という言葉の曖昧さに警鐘を鳴らしている。本記事ではソフトウェア開発を建築に例え、物理的な制約(重力や材料強度)がある建築と、制約を自分たちで課さない限り制限なく進められてしまうソフトウェアの違いを指摘。動作するデモを作るレベルと、長期的な運用やセキュリティ、拡張性を備えたシステムを作るレベルでは、同じ「作れた」でも領域が大きく異なる。生成AIは実装のスピードを飛躍的に高めたが、何をもって完成とするかという「完了の定義」や非機能要件の重要性は変わらない。AIがより多くの工程を担うようになるからこそ、人間には「何のために、どの程度の品質のソフトウェアを作るのか」という境界線を定義し判断する役割がこれまで以上に求められると説いている。