概要
現役アーキテクトがGoogle CloudのAIエージェント「Antigravity CLI」と設計力で対決し、Claude 3.5による評価でAI側がコスト効率の良さから僅差で勝利した実験記事です。
詳細内容
### 概要
プロのアーキテクトが、Google CloudのAgent Skillsを搭載した「Antigravity CLI」と、特定の要件(育児用品レビューサイト)に基づくアーキテクチャ設計の質を競った記録です。公平性を保つため、RFP(提案依頼書)の作成と両案の評価はClaude 3.5 Sonnetが担当しました。
### 対決の内容と結果
人間側はSSG、Firestore、Gemini Enterprise Agentを活用した高度で堅牢な構成を提案しましたが、AI側はFirebase Hosting、Cloud Run、Cloud SQL、Vision APIなどを組み合わせた、よりシンプルで実績のある構成を提示しました。評価の結果、AI側が80.0点、人間側が76.0点で、AIの勝利となりました。
### 勝敗のポイント
* **AI(勝)**: 「低コスト・低工数」というRFPの意図を正確に捉え、マネージドサービスを最小限に組み合わせることで初期費用と運用負荷を抑える提案をした点が高評価。
* **人間(負)**: セキュリティ(Cloud Armor、IAP)や将来の拡張性(Pub/Sub連携)では勝っていたものの、高度なサービスの採用によるコスト増と構成の複雑さが減点。
### 結論
人間側はセキュリティや可用性の面で高い解像度を示したものの、ビジネス要件(スモールスタート)への適応でAIが上回りました。著者は、AIを設計の「叩き台」や壁打ち相手として活用することで、設計の精度をより向上させられると総括しています。