掲載済み (2026-08-01号)
030 213文字 • 2分

千代田区、Copilot全庁導入で月2000時間削減 10カ月でAIを根付かせた定着の仕掛け

日本語

掲載情報

概要

千代田区は、Microsoft 365 Copilotを全庁導入し、相談会やラボを通じた地道な支援により月間約2000時間の業務削減と職員の心理的安全性向上を達成した。

詳細内容

### 概要 千代田区は、2025年10月に「Microsoft 365 Copilot」を全庁規模で導入し、2026年3月時点で月間約2000時間の業務削減に成功した。当初はChatGPTを単体で利用していたが、既存のM365環境との親和性と、区専用テナント内でのデータ管理によるセキュリティの信頼性を評価し、Copilotへの移行・全庁展開を決定した。 ### 具体的な活用シーンと成果 1. **会議・資料作成**: Teamsの録音から要約・決定事項を抽出し、WordやPowerPointでドラフトを自動生成。ゼロからの作成時間を大幅に短縮した。 2. **調査・リサーチ**: 国や他自治体からの複雑な調査依頼の要約やタスク整理、Web情報の横断検索を効率化。 3. **定性的効果**: 若手職員にとって「時間を気にせず聞ける相談相手」として心理的安全性に寄与したほか、AIによる校正で業務の質も向上した。 ### 定着のための工夫と今後 組織横断プロジェクトチームによる「なんでも相談会」や、2カ月に1回の「Copilot Lab」開催により、活用層の底上げを図った。今後は「Copilot Studio」を活用し、膨大な業務マニュアルや法令を学習させた「専用エージェント」を構築することで、異動直後の職員でもベテラン同等の対応ができる環境を目指す。