掲載済み (2026-08-01号)
020 157文字 • 1分

MCPの大型アップデート(2026-07-28)で何が変わったか —— TypeScript SDK v2で試す

日本語

掲載情報

2026年8月1日土曜日号 メインジャーナル掲載

概要

2026年7月28日のMCP仕様変更によるステートレス化、ハンドシェイクの廃止、MRTRの導入といった主要な変更点と、TypeScript SDK v2での実装・挙動が解説されています。

詳細内容

2026年7月28日に公開されたModel Context Protocol (MCP) の大規模な仕様変更についてエンジニア視点で解説した記事です。最大の変更点は「完全なステートレス化」であり、従来のinitializeハンドシェイクやMcp-Session-Idが廃止され、各リクエストが単体で完結するモデルに移行しました。これに伴い、状態が必要な処理は『ハンドル』の持ち回りや、新設された『Multi Round-Trip Requests (MRTR)』によるリクエストのリトライ(requestStateの受け渡し)で実現する設計に変わっています。また、Roots・Sampling・Loggingがコア機能から非推奨となり、認可の強化(RFC 9207準拠等)やヘッダーベースルーティングの導入も行われました。記事内ではTypeScript SDK v2を用いた実装例を紹介し、サーバープロセスを強制終了しても別プロセスで処理を継続できるステートレス性の利点を実証しています。