概要
OpenAIは、AIによる脆弱性発見の自動化から一歩進み、エンドツーエンドのパッチ生成・適用を加速させるツール群「Daybreak」の拡張と、セキュリティ特化型モデル「GPT-5.5-Cyber」を発表しました。
詳細内容
OpenAIは、サイバー防御におけるボトルネックを「脆弱性の発見」から「パッチの適用速度」へと移すための新たな取り組み「Daybreak」の拡張を発表しました。主な内容は以下の通りです。
1. **Codex Securityのアップデート**: 開発ワークフローに直接統合され、脆弱性の特定、到達可能性の検証、修正パッチの生成から検証までを自動化します。すでに3,000万以上のコミットをスキャンし、実用性を実証しています。
2. **GPT-5.5-Cyberのリリース**: セキュリティ業務向けに許可設定を最適化した特化型モデルで、CyberGymベンチマークにおいて85.6%という過去最高のスコアを記録。高度なコード分析と修正能力を備えています。
3. **Patch the Planetイニシアチブ**: Trail of Bits等と協力し、cURLやPython、Goなどの主要なオープンソースプロジェクトに対して、AIを活用したパッチ適用を支援します。
4. **エコシステムと政府連携**: 日米豪を含む主要国政府やセキュリティ企業と提携し、重要インフラの保護を強化するための「Daybreak Cyber Partner Program」を開始します。
AIによって攻撃のペースが上がる中、防御側がマシン速度でパッチを適用できる環境の構築を目指しています。