掲載済み (2026-06-27号)
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AIスクレイピングに請求書で反撃、欧州パブリッシャーの新たな対抗策

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掲載情報

2026年6月27日土曜日号 メインジャーナル掲載

概要

欧州のパブリッシャーが、無断でコンテンツを学習に利用するAI企業に対し、利用規約に基づく直接請求やボットの原則遮断といった強硬な法的・技術的対抗策を導入している。

詳細内容

英国のパブリッシャーらは「検索用途限定契約(SOC)」をウェブサイトの利用規約に追加し、検索エンジンによるインデックス作成は許可する一方で、AI学習やコンテンツ生成への利用を明示的に禁止する動きを強めている。この契約に基づき、無断スクレイピングが発覚した場合は記事1本あたり500ポンド(約10万円)の請求書を発行し、不払いの際は少額訴訟を通じて英国内の資産差し押さえも辞さない姿勢だ。一方、フランスのル・モンド紙は、ライセンス契約のない全AIクローラーをデフォルトで遮断する方針を採っている。現在は、AIエージェント経由でアクセスする有料購読者を正しく識別するための技術標準(MCPやOAuth拡張など)の検討を進めており、無断利用の防止と正規ユーザーの利便性維持の間で新たなバランスを模索している。AI検索の普及に伴い、パブリッシャーは「単なる遮断」から「戦略的なアクセス管理」へとフェーズを移行させている。