概要
JetBrains Marketplaceで公開されていた15個以上のAI関連プラグインに、ユーザーが入力したOpenAIやDeepSeek等のAPIキーを外部へ送信する悪質なコードが含まれていることが明らかになりました。
詳細内容
Aikido Securityの調査により、JetBrains Marketplace上で配布されていた少なくとも15個のIDEプラグイン(合計約70,000回インストール)が、ユーザーのAI APIキーを窃取するサプライチェーン攻撃を行っていることが判明しました。
### 攻撃の仕組み
これらのプラグインは、DeepSeekやOpenAIなどのLLMを利用したコーディングアシスタントとして正常に動作しますが、ユーザーが設定画面でAPIキーを入力して「保存(Apply)」した瞬間に、そのキーを攻撃者が管理するサーバー(`39.107.60.51`)へHTTP経由で送信します。この処理はユーザーへの通知や同意なしにバックグラウンドで実行されます。
### 特徴的な収益化の手法
興味深い点として、これらのプラグインには「有料プラン」が存在します。攻撃者は一方のユーザーから盗んだ有効なキーを、料金を支払った別のユーザーに割り当てて再利用している可能性が指摘されており、他人のリソースを横流しすることで利益を得るエコシステムを構築しています。
### 被害に遭わないために
影響を受けているプラグインには「CodeGPT AI Assistant」や「DeepSeek AI Assist」などの名称が含まれており、多くの偽レビューによって信頼性が偽装されていました。開発者は、自身のIDEにインストールされているプラグインを確認し、リストに含まれるものが存在する場合は直ちに削除し、APIキーを無効化(ローテーション)する必要があります。