掲載済み (2026-06-20号)
039 123文字 • 1分

個人開発はなぜ誰も使わないのか──AIで「作る壁」が消えた時代に大事になること

日本語

掲載情報

2026年6月20日土曜日号 アネックス掲載

概要

AIによって実装のハードルが消失した現代において、個人開発の成否は「作る力」ではなく、深いドメイン知識に基づいた「課題の発見力」と当事者意識に委ねられていると説く考察。

詳細内容

AIの普及によりプロダクト開発の「収束問題(作る)」は容易になったが、ユーザーの関心を得る「発散問題(届ける)」の難度は相対的に上昇している。筆者は、価値は「解決したい課題」と「AIでできること」の重なりにしか生まれないと定義。技術起点で「できること」から探すのではなく、開発者自身が当事者である「L1(距離ゼロ)」の課題から着手することの優位性を説く。Anthropicのハッカソンでドメイン知識を持つ非エンジニアが上位を占めた事例を挙げ、実装力がコモディティ化する中で、希少価値は「何を作るか」を見極める目と、信頼を積み重ねる継続性へと移行していると結論づけている。