掲載済み (2026-06-20号)
019 181文字 • 1分

「誰もがAIをあらゆることに使っている」という言説は誤りである:普及の実態とユーザー心理の分析

原題: No, everyone is not using AI for everything.

英語

掲載情報

2026年6月20日土曜日号 メインジャーナル掲載

概要

DuckDuckGoのCEOが、AIの普及はメディアの主張ほど進んでおらず、実際には食肉消費のように「積極的に使う人」「控える人」「避ける人」に分かれている実態を詳説。

詳細内容

DuckDuckGoのCEOであるGabriel Weinberg氏による、AI普及の現状を冷静に分析した論評です。メディアでは「誰もがAIをあらゆることに使っている」という物語が支配的ですが、最新の統計データ(Microsoft、Gallup等)を紐解くと、米国でのアクティブユーザーは約3分の1に留まり、別の3分の1は全く使用していないことが示されています。特にZ世代での普及は停滞傾向にあり、AIに対する「怒り」や「不信感」といったネガティブな感情が増大しています。 著者はこの状況を「食肉の消費」に例えて説明します。タンパク質が重要であっても、健康や倫理的理由で肉を控える人がいるのと同様に、プライバシー、雇用不安、情報の不正確さへの懸念からAI利用を制限する層が一定数存在します。結論として、企業や政策立案者はAIを全肯定するバブルから抜け出し、利用者の懸念(プライバシーの確保や機能のオンオフ選択など)に真摯に向き合うべきだと提言しています。