掲載済み (2026-06-13号)
076 162文字 • 1分

AI「スター・エンジニア」が残したスパゲッティコードの後始末

原題: Cleaning up after AI rockstar developers

英語

掲載情報

概要

かつての「スター・エンジニア」が残した保守不能なコードと同様に、AIが生成する膨大で一貫性のないコードが新たな技術的負債を生み出している現状と、それに対処する職人技の重要性を説く。

詳細内容

かつての開発現場には、圧倒的なスピードで独創的(かつ難解)なコードを書き上げ、去った後に誰にも理解できないシステムを残す「ロックスター・デベロッパー」が存在した。著者は、現在のAI(LLM)がまさにこのロックスターと同様の振る舞いをしていると指摘する。AIは文脈を無視して数万行のコードを生成し、過剰なエンジニアリングを推奨し、システムを人間には理解不能なレベルまで指数関数的に複雑化させてしまう。一人の人間が書いたコードよりも、AIによって断片的に生成された「AIスロップ(コードのゴミ山)」の方が後始末は困難である。これに対する唯一の解決策は、人間がエンジニアリングの主導権を握り続け、AIをあくまで断片的な支援ツールとして使い、シンプルさと理解しやすさを重視する「職人技」を維持することである。