掲載済み (2026-06-06号)
197 201文字 • 2分

ハッカーがMeta AIに依頼するだけで大物有名人のInstagramアカウントにアクセス可能に:実際に成功した事例が報告される

原題: Hackers Simply Asked Meta AI to Give Them Access to High-Profile Instagram Accounts. It Worked

英語

掲載情報

概要

MetaのAIサポートチャットボットに対し、メールアドレスの変更を依頼するだけで高名なInstagramアカウントを乗っ取ることができたという、AIによるカスタマーサポート自動化の深刻な脆弱性が報告された。

詳細内容

米メディア「404 Media」の報告によると、Metaが導入したAIサポートチャットボットの脆弱性を突き、ハッカーが高位のInstagramアカウント(バラク・オバマ元大統領のホワイトハウスアカウントや、宇宙軍の広報アカウントなど)を乗っ取る事件が発生した。この攻撃は、AIボットに対して「新しいメールアドレスをこのユーザー名に関連付けてほしい」と直接依頼するという、驚くほど単純なソーシャルエンジニアリング的手法で実行された。 Metaは2026年3月に、パスワードのリセットやアカウントの復旧といった重要なメンテナンス機能をAIに任せる方針を打ち出していたが、今回の事件はその「AIへの権限委譲」のリスクを浮き彫りにした。被害を受けたユーザーは人間に問題を報告する手段がないと訴えており、Telegram等のコミュニティでは、攻撃の成功を示すスクリーンショットや動画が拡散されている。本件は、機密性の高い認証プロセスをAIに完全に委ねることの危険性と、人間の介在しないサポート体制の欠陥を強く警告している。