掲載済み (2026-06-06号)
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HTTP/2における新たな脆弱性「HTTP/2 Bomb」の発見:AIが10年来の盲点を特定

原題: Codex Discovered a Hidden HTTP/2 Bomb

英語

掲載情報

概要

AIツール「Codex」が、HPACK圧縮とフロー制御の仕組みを組み合わせることで、主要なWebサーバーのメモリを瞬時に枯渇させる深刻なDoS攻撃手法を発見した。

詳細内容

### 脆弱性の概要 セキュリティ研究チームCalifは、主要なWebサーバー(nginx、Apache httpd、IIS、Envoy、Pingora等)に影響する新しいDoS攻撃手法「HTTP/2 Bomb」を公開しました。この脆弱性は、AIモデル「Codex」が、10年以上前から知られていた2つの手法を独創的に組み合わせることで発見されました。 ### 攻撃のメカニズム 1. **HPACK Indexed Reference Bomb**: 1バイトの参照コードで、サーバー側に膨大なメモリ割り当てを強制します。従来のサイズ制限を回避するため、デコード後のデータではなく、サーバー側の「エントリー管理用メモリ」を標的にします。 2. **HTTP/2 Window Stall**: フロー制御窓を0に維持し、微細な更新を繰り返すことで、サーバーがレスポンスを完了できずメモリを解放できない状態に固定(ピン留め)します。 これらを組み合わせることで、Cookieヘッダーの分割送信による制限バイパスを行い、攻撃者は低速な回線からでもサーバーを短時間でメモリ不足(OOM)に追い込むことが可能です。 ### 影響と対策 家庭用回線からでも、数十秒で32GB以上のサーバーメモリを占有可能です。nginx 1.29.8やApache mod_http2 2.0.41では既に対策が導入されていますが、未パッチの環境ではHTTP/2の無効化や、cgroups等を用いたワーカープロセスのメモリ上限設定が強く推奨されています。