概要
CrowdStrikeは、オープンソースのサプライチェーンを悪用して開発者を標的にしていたボットネット「Glassworm」のC2インフラを、GoogleやShadowserverと協力して同時に無力化しました。
詳細内容
CrowdStrikeのCounter Adversary Operationsチームが、ソフトウェア開発者を標的とするボットネット「Glassworm」のテイクダウンを実行しました。この攻撃グループは2025年以降、トロイの木馬化したVSCode拡張機能や悪意のあるnpm/Pythonパッケージ、汚染されたGitHubリポジトリを通じて、高権限を持つ開発者の環境を侵害していました。
Glasswormの最大の特徴は、Solanaブロックチェーンのメモフィールド、BitTorrentの分散ハッシュテーブル(DHT)、Googleカレンダーといった、従来の遮断が困難な分散型インフラをC2(コマンド&コントロール)チャネルとして併用していた点にあります。CrowdStrikeはこれらの4つのチャネルを同時に叩くことで、攻撃者と感染端末の通信を完全に遮断しました。
分析の結果、この攻撃者はロシアを拠点としている可能性が高く、特定の言語・地域設定を持つ端末を回避する挙動が確認されています。記事内では、組織が感染を確認するためのビーコンIPアドレスや、GlasswormRATを検出するためのYARAルールも公開されており、サプライチェーン攻撃に対する積極的な防御(Disruption)の重要性が強調されています。