概要
AIに直接GUIを操作させるのではなく、独自定義した中間記法(DSL)を介して状態を管理することで、AIツールの開発コスト低減と動作の安定化を実現する実装手法「MNP」の提案。
詳細内容
### 中間記法パターン(MNP)の核となる概念
MNP(Mid Notation Pattern)は、AIとアプリケーションの間に独自のドメイン固有言語(DSL)を置くアーキテクチャです。AIにHTMLや複雑なJSONを直接出力させるのではなく、人間にも読める簡潔な記法(Mermaidのような形式)を出力させ、それをアプリ側でパースしてUIに反映します。
### MNPを構成する4つの要素
1. **DSL(記法)**: 図の構造やアプリの状態を表現する独自のテキスト形式。
2. **パーサー**: テキストを読み込み、即座にGUIとして描画する処理。
3. **シリアライザー**: GUIでの手動編集をテキスト形式へ逆変換する処理。これにより人間とAIの双方向編集が可能になります。
4. **システムプロンプト**: AIに記法ルールと「良いアウトプットとは何か」というドメイン知識を伝達する指示書。
### 主なメリットと実用性
- **高速・低コスト**: 出力トークン量が激減するため、生成速度が向上し、APIコストも4〜8倍程度削減可能です。
- **高い安定性**: AIが現在の全状態をテキストとして把握できるため、再生成時の「デグレード(以前の状態が壊れる現象)」を防げます。
- **セキュリティ・汎用性**: 記法さえ出力できれば良いため、特定のAPIに依存せず、社内セキュアLLMやローカルLLM環境でも容易に高度なAIツールを構築できます。