掲載済み (2026-05-30号)
091 172文字 • 1分

Codex が SKILL.md を 220 行で打ち切っていた話

日本語

掲載情報

概要

Codex CLIでエージェントがスキルを読み込む際、モデルが生成するsedコマンドにより220行目以降が無視されるという、仕様に基づいた「暗黙の制約」を実測により明らかにした記事。

詳細内容

著者が開発中のスキル集「Quaere」をTerminal-Benchで検証した際、Codex CLI上のエージェントがSKILL.mdの220行目までしか読み取っていないことをログから発見しました。この挙動はCLI側のバグではなく、エージェントがスキルを読み出す際に生成するシェルコマンド `sed -n '1,220p'` に起因します。Claude Code等の他のハーネスでは発生せず、Codex CLI特有の「ファイル読み取りツールを持たず、モデルが自らシェルで読みに行く」というアーキテクチャが生んだ現象です。モデルにとっての「スキルの標準的な長さ」というイディオムが220行程度である可能性が高く、アンチパターンや終了条件といった重要な指示が後半にある場合、それらは物理的に読み飛ばされていました。結論として、OpenAIの公式ドキュメント通り「SKILL.mdは200行以内に収め、詳細は別ファイルへ逃がす」という設計を厳守する必要性を実証しています。