掲載済み (2026-05-30号)
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AIが書いたコードはAIが見る ── レビューが詰まらず、品質はむしろ上がる(連載Part 3)

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掲載情報

2026年5月30日土曜日号 メインジャーナル掲載

概要

エアークローゼットが開発するAIプラットフォーム「cortex」における、AIによるPRレビューと自動修正パイプラインの仕組み、および人間がガイドラインを管理する「human-on-the-loop」体制を解説。

詳細内容

エアークローゼット社のテックブログ連載第3弾。AIによるコード生成が加速し、人間がレビューのボトルネック(単一障害点)になる問題を解決するため、同社では「AIが書いたコードをAIがレビューする」自動化パイプラインを構築している。主な特徴は以下の通り: - **Product Graph (cpg) による広範な影響分析:** コードのdiffだけでなく、DB、インフラ、ドキュメントを統合した知識基盤をAIに与えることで、上流下流の修正漏れやドキュメント不整合を構造的に検出する。 - **1セッション順次レビュー:** 並列エージェントではなく、1つのセッションで9つの観点(アーキテクチャ、セキュリティ、テスト等)を順次チェックし、観点間の整合性を確保しつつトークンコストを抑制。 - **厳格な判定基準と「降格禁止」ルール:** 独自のレビューガイドラインに基づき、既存コードの違反を理由にした重要度の引き下げを禁止。AIが品質基準を勝手に緩める行為を人間がブロックする「安全弁」を設けている。 - **自動修正ループの完結:** 指摘を受けたコードはPR作者側のAIが即座に修正・プッシュし、平均10.8回のイテレーションを経て30分以内にマージされる高速な開発サイクルを実現。人間は個別のPR判断から離れ、ガイドライン(システム全体)の改善に注力する役割へとシフトしている。