掲載済み (2026-05-23号)
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大学の卒業式におけるAI奨励スピーチに卒業生が猛反発、各地でブーイングが相次ぐ

原題: AI pep talks at college commencements prompt boos from graduates

英語

掲載情報

概要

米国各地の大学卒業式で、AIの重要性を説く著名人に対し、雇用不安や学内での利用制限に不満を抱く卒業生が激しいブーイングを浴びせる事態が起きている。

詳細内容

米国の大学卒業式において、AI(人工知能)の将来性を強調するスピーチが卒業生から激しいブーイングで迎えられるケースが相次いでいる。元Google CEOのエリック・シュミット氏がアリゾナ大学で登壇した際、AIが全職業を変えると語ったところで会場は野次に包まれた。同様の反応はセントラルフロリダ大学やマーケット大学などでも見られている。 背景には、新卒の失業率が過去12年間で最高水準にあるという厳しい雇用情勢への不安がある。ハーバード・ケネディ・スクールの調査によれば、学生の約70%がAIを将来の職への脅威とみなしており、Z世代の間でAIに対する期待よりも怒りや失望が強まっている。また、在学中にAI利用を禁止・罰則の対象とされてきた学生たちは、卒業の場でAIを「活用すべきツール」として賞賛されることに強い矛盾と不快感を示している。AIの伝道師たちによる楽観的なメッセージが、現実の苦境に立つ卒業生には「無神経な宣伝」と受け取られているのが実情だ。