掲載済み (2026-05-09号)
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漫画のネームを 3 大 AI に競作させたい — コーディング CLI を並列で走らせる nemu-kaigi の実装事例

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掲載情報

概要

Anthropic、OpenAI、Googleの3大AIベンダーのコーディングCLIを並列実行し、相互レビューと匿名投票を通じて高品質な漫画ネームを生成するシステム「nemu-kaigi」の技術詳報。

詳細内容

本記事は、コーディング向けのLLMエージェント(Claude Code, Codex, Gemini CLI)を漫画のネーム制作に転用した自作システム「nemu-kaigi」の実装事例を紹介している。主な特徴は、正解のないクリエイティブなタスクに対し、複数の異なるAIモデルと実行環境(ハーネス)を並列に走らせ、合議制で品質を高める点にある。 システムの核となるのは、自作のループ実行CLI「ralph-loop」であり、定義された完成品質(YAML構造、文字数制限、一貫性チェック等)を満たすまでLLMにリトライを繰り返させる。各ステップでは「propose(提案)」「review(比較レビュー)」「improve(改善)」「vote(匿名投票)」の4段階のパイプラインが回り、他モデルの優れたアイデアを吸収(クロスポリネーション)させる仕組みが構築されている。 また、長編制作における伏線管理のために、全AIが参照する「グランドデザイン文書」と「自由創作可能な伏線リスト」を導入。これにより、単話の品質だけでなく、シリーズ全体の整合性を外部メモリとして保持する手法を提案している。最終的に「外側(制御)は薄く、内側(ReActエージェント)は厚く」という設計思想が、現代のLLMエコシステムを最大限に活用する鍵であると結論づけている。