概要
AIコーディングコンテストにおいて、中国Moonshot AIのオープンウェイトモデル「Kimi K2.6」が、動的なパズル解法能力でGPT-5.5やClaudeなどの最新モデルを抑えて優勝しました。
詳細内容
「AI Coding Contest (AICC)」の第12回大会において、中国Moonshot AIのオープンウェイトモデル「Kimi K2.6」が優勝を果たしました。このコンテストでは、スライディングパズル形式で英単語を作る「Word Gem Puzzle」をリアルタイムで解く能力が競われました。Kimi K2.6は、大規模なグリッド(30×30)においてタイルを積極的に動かして単語を構築する「貪欲法」的なアプローチで最高得点を記録し、XiaomiのMiMo V2-Pro(2位)や、GPT-5.5(3位)、Claude Opus 4.7(5位)といった欧米の最先端モデルを上回る結果を残しました。
分析によると、欧米のモデルは既存の単語をスキャンする能力には優れていましたが、タイルを動かして状況を打破する動的な操作において課題がありました。また、減点ルール(短い単語の作成)を正しく理解できず自滅したモデル(Muse Spark)もあり、特定のプロトコルや制約下での実行能力に顕著な差が出ています。筆者は、オープンウェイトモデルと商用フロンティアモデルの差が急速に縮まっていることを指摘しています。