概要
Google CloudはColossusストレージをgcsfs経由でPyTorchに統合し、gRPCベースの高速アクセスによりAIトレーニングのI/Oボトルネックを解消、最大23%の高速化を実現しました。
詳細内容
Google Cloudは、AI/MLワークロードのパフォーマンスを大幅に向上させるため、Googleの強力なストレージアーキテクチャ「Colossus」をベースとした「Rapid Storage (Rapid Bucket)」をPyTorchエコシステムへ統合したことを発表しました。従来のREST APIに代わり、双方向gRPCストリーミングとダイレクトパス接続を採用することで、15 TiB/s以上の総スループットと1ms未満の低レイテンシを実現しています。この統合はPythonの標準的なファイルインターフェースである`fsspec`(gcsfs)を通じて提供されるため、開発者は既存のコードを書き換えることなく、バケットをRapid Bucketに変更するだけで、読み取り速度4.8倍、書き込み速度2.8倍の恩恵を受けることができます。実際のベンチマークでは、PyTorch Lightningを用いた134M行のデータセットのトレーニングにおいて、全体の実行時間が23%短縮されることが確認されています。