掲載済み (2026-05-02号)
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ChatGPTを活用したアマチュアが60年来の数学の難問を解決:エルデシュ予想への新アプローチ

原題: Amateur armed with ChatGPT ‘vibe maths’ a 60-year-old problem | Scientific American

英語

掲載情報

概要

数学の専門訓練を受けていない23歳のアマチュアが、ChatGPT(GPT-5.4 Pro)を用いて、著名な数学者たちが60年間解けなかったエルデシュの「原始集合」に関する予想を、全く新しい手法で解決しました。

詳細内容

23歳のリアム・プライス氏が、OpenAIの最新モデルへのプロンプトを通じて、数学者ポール・エルデシュが提唱した「原始集合(primitive sets)」に関する未解決問題を解決しました。この問題は、集合内のどの数も他の数で割り切れない性質を持つ集合において、数値が大きくなるにつれて「エルデシュ和」の最大値が1に収束するという予想です。テレンス・タオ氏ら専門家は、人間が長年陥っていた「思考のバイアス」をAIが回避し、関連分野では既知だがこの問題には適用されていなかった公式を用いた点を高く評価しています。AIの生出力は精査が必要なほど粗いものでしたが、そこに含まれていた革新的な「知的な跳躍」は、数の構造に関する新しい見方(anatomy of large numbers)を数学界にもたらしました。これはAIが単なる計算機ではなく、未知の解決策を提示する創造的パートナーになり得ることを示唆しています。