概要
DeepSeek-V4の公開と同時に、SGLangとMilesが高度なキャッシュ管理や最適化カーネル、FP8/FP4対応を含む推論および強化学習のフルスタック・サポートを提供開始。
詳細内容
LMSYS Orgは、最新のDeepSeek-V4(1.6T Proおよび284B Flash)に対する、SGLang(推論エンジン)とMiles(学習・RLスタック)によるDay-0サポートを詳細に公開しました。DeepSeek-V4はハイブリッド・スパース・アテンションやmHC(Manifold-Constrained Hyper-Connections)、Blackwell向けのFP4専門家重みなど複雑な構造を持ちますが、これらを最適に扱うシステムが構築されています。
推論面では、3つの異なるKVプールを統合管理するプレフィックス・キャッシュ機構「ShadowRadix」を導入し、1Mトークンの長い文脈でも高いキャッシュ効率を実現。また、CPUメモリをKVキャッシュの拡張として利用する「HiSparse」や、投機的デコード(MTP)のグラフ内実装により、スループットが大幅に向上しています。カーネル層では、FlashMLA、DeepGEMM、TileLangなどの最新技術を統合し、Blackwell世代でのFP4演算を最大化しています。
学習面では、Megatron-LMをベースにDP/TP/SP/EP/PP/CPの全並列化手法をサポート。数値的安定性を重視したFP8学習や、DSAインデクサーのリプレイ機能を含むRL(強化学習)パイプラインが構築され、巨大モデルの初日からの安定したトレーニングを可能にしています。