掲載済み (2026-04-18号)
262 229文字 • 2分

Qwen3.6-35B-A3Bでコーディングエージェントを試してみる。小規模なら十分いける

日本語

掲載情報

概要

新開発のLLM「Qwen3.6-35B-A3B」をローカル環境で検証し、小規模な開発タスクにおいて高い実用性と安定したエージェント操作能力を持つことを確認したレビュー。

詳細内容

きしだ氏による、リリースされたばかりのLLM「Qwen3.6-35B-A3B」を用いたコーディングエージェントの検証レポートです。Qwen3.5の大型モデルに匹敵、あるいはベンチマークで上回る性能を持つ本モデルを、ローカルPC(RTX 4060 Ti 16GB、Mac M4 Pro等)で動作させた際のパフォーマンスと実用性を評価しています。 主な内容は以下の通りです: - **動作環境**: 16GB VRAMや32GB統合メモリ搭載機であれば、量子化版(Q3_K_SやQ4_K_XL)を利用することで実用的な速度(30-80 tok/sec)で動作可能。MacではMLX版が高速な傾向にある。 - **コーディング性能**: ブロック崩しやテトリスのJSコードを一発で生成。Spring Bootを使用したTODO管理アプリの開発では、DB変更、フィルタ追加、SPA化といった要件変更に対し、Git操作を含めて概ね適切に対応した。 - **制限事項**: コンテキストが長くなると(3.5万トークン超)繰り返しが発生しやすいため、セッションの適宜更新が必要。また、JavaのSwitch式や特定のJavaScript DOM操作において、人間による微修正が必要な「惜しい」不具合が見られた。 総評として、仕様の細かい把握に課題はあるものの、小規模なプロジェクトであればローカル環境のコーディングエージェントとして十分に実用段階にあると結論づけています。