掲載済み (2026-04-18号)
232 174文字 • 1分

AI時代にあえて「手動」でコードを書く:3ヶ月間のAIなしコーディング修行

原題: I'm Coding by Hand

英語

掲載情報

概要

AIエージェント開発の最前線にいたエンジニアが、あえてAIを使わずにTransformerの構築や低レイヤーの理解に取り組むことで、「作る力」と「理解する力」の再獲得を目指す試みの記録。

詳細内容

AIツールによる開発が一般化する中で、著者はあえてAIを制限し、ニューヨークのRecurse Centerで3ヶ月間の「手動コーディング」修行を開始した。主な目的は、AIに頼ることで失われがちな「コードベースへの深い理解」と「試行錯誤によるスキルの定着」を取り戻すことである。具体的には、スクラッチでのLLM(GPT-2スタイル)実装、ペアプログラミングを通じたPythonの習熟、UnixやVim、さらには1983年のApple IIeを用いた低レイヤーへの理解深化に取り組んでいる。AIが答えを提示しすぎることで「なぜ動くのか」を考えるプロセスが省略されるリスクを指摘し、あえて「負荷」をかけることで、プログラミングという「工芸(クラフト)」の質を高めようとする姿勢が描かれている。AIツールは効率的だが、そのツールを使いこなすためのレバレッジは、結局のところ開発者自身の深い知識から生まれるという主張が印象的である。