掲載済み (2026-04-11号)
253 137文字 • 1分

AI時代の大学教員は、何を教える人になるのか

原題: AI時代の大学教員は、何を教える人になるのか

日本語

掲載情報

概要

生成AIが知識の供給を代替する時代において、大学教育の本質は「知識の伝達」から、問いを立て、概念を扱い、AIを共創相手として使いこなすための「学問的思考の作法」の育成へとシフトしていると論じている。

詳細内容

生成AIの普及により、従来の「調べてまとめる」知的作業の多くが代替可能になった現状を受け、大学教育の価値を問い直す論考です。著者は、教員の役割は単なる知識の供給ではなく、学生が「問いを立てる力(現象を学術的に検討可能な水準へ変換する力)」を養うための支援にあると主張します。卒論指導などの具体例を通じ、AIを「正解装置」として受動的に使うのではなく、思考を揺さぶる「共創の相手」として扱うためのアカデミック・スキルの重要性を説いています。最終的に、教員は完成された結論だけでなく、思考のプロセスや知的態度そのものを可視化し、学生とともに「問いを鍛える」実践者であるべきだという展望を示しています。