概要
AI-DLCに着想を得た仕様駆動開発の試行錯誤を経て、仕様書を「正として維持する」重荷から解放し、開発の起点として「使い切る」運用へと転換した実践記録。
詳細内容
クラシルのAndroid開発チームが、AI-DLC(AI-Driven Development Life Cycle)を参考に導入した「仕様書ベースの開発フロー」の3ヶ月間の振り返り記事です。当初は、Claude Codeのスキル(/create-spec, /execute-planなど)を活用し、要求仕様書と実装計画書を一元管理することでAIによる自動実装の効率化に成功しました。しかし、継続的な運用において「コードとドキュメントの二重管理」「追加仕様によるドキュメントの肥大化」「検索時のノイズ」といった維持コストの限界に直面しました。その結果、仕様書を恒久的なドキュメントとして管理するのではなく、開発完了時に削除・クローズする「使い捨て」のデザインドック的な位置づけへと方針転換。現在はGitHub Issueベースでの管理を模索しており、完璧なメンテナンスよりも、開発の起点としての有用性を重視する実利的なアプローチを提唱しています。