掲載済み (2026-03-21号)
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英政府、AI学習への著作権利用方針を撤回 — クリエイターの反発受け白紙へ

原題: Government backtracks on AI and copyright after outcry

日本語

掲載情報

概要

英国政府は、AI企業が著作権物を学習に利用できるとしていた当初の「オプトアウト方式」案を、エルトン・ジョンら著名アーティストの強い反対を受けて撤回した。

詳細内容

英国政府は、AIモデルのトレーニングにおける著作権物の取り扱いに関する方針を大幅に転換しました。当初検討されていた、AI企業が権利者の明示的な拒否(オプトアウト)がない限り著作物を利用できるとする案に対し、エルトン・ジョンやデュア・リパといった著名なアーティストやクリエイティブ業界から「窃盗に等しい」との猛烈な反対が巻き起こったためです。リズ・ケンダル技術相は、このアプローチを断念し、現在は「優先的な選択肢を持っていない」として方針を白紙に戻したことを明らかにしました。政府は現在、クリエイティブ産業の権利保護と、他国に遅れを取らないためのAI産業の革新という、相反する2つの利益のバランスをどう取るか慎重に再検討しています。クリエイティブ側はこの撤回を勝利と歓迎する一方、テック業界からは明確な枠組みが遅れることで国際競争力が低下することへの懸念が示されており、合意形成の難しさが浮き彫りになっています。