掲載済み (2026-03-21号)
#051 167文字 • 1分

仕様駆動開発(SDD)は本当に不要か? AI時代の「書いて捨てる」ドキュメント戦略

日本語

掲載情報

2026年3月21日土曜日号 メインジャーナル掲載

概要

AIエージェント時代の開発において、仕様書は初期の合意形成とAIへの指示ツールとして活用し、実装完了後はコードを唯一の真実(SSOT)として破棄すべきであるという提言。

詳細内容

本記事は、エンジニア界隈で議論されている「仕様駆動開発(SDD)不要論」に対し、現場の視点から独自の解釈を提示しています。著者は、仕様書とコードの二重管理がもたらす「情報の乖離(ドリフト)」や、AIエージェントが古いドキュメントをノイズとして誤認するリスクを指摘。特に既存コードの改修フェーズでは、コードとテストこそが「生きた仕様」であり、厳格なSDDは負債になりやすいと主張します。一方で、新規開発時の認識共有やAIへの初期プロンプトとしての仕様書の有用性は認めており、「仕様は設計段階でしっかり考え、書き、実装が終われば潔く捨てる」というハイブリッドなアプローチを提案。ドキュメントとして残すべきは「何を作ったか」ではなく、コードからは読み取れない「なぜその設計にしたか(ADR)」や「ビジネスの背景」に限定すべきであると結論づけています。