掲載済み (2026-03-14号)
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欧州議会、生成AIによる著作権侵害に「完全な透明性」と「公正報酬」を要求:460対71の大差で勧告採択

原題: 欧州議会、生成AIによる著作権侵害に「完全な透明性」と「公正報酬」を要求:460対71の大差で勧告採択

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概要

欧州議会は生成AIの学習データに関する透明性の確保とクリエイターへの公正な報酬を求める包括的な勧告を採択し、今後のEU法改正に向けた強い政治的意志を示した。

詳細内容

2026年3月11日、欧州議会は生成AIによる著作権保護コンテンツの利用に関する勧告を圧倒的多数で採択しました。この勧告は法的拘束力を持たないものの、欧州委員会が今夏に着手する「デジタル単一市場指令」の見直しにおける重要な指針となります。勧告の柱は4点あります。1つ目は、EU域外で学習されたAIモデルにもEU著作権法を適用する「管轄権の拡張」。2つ目は、学習データのリスト提供や『欧州著作権登録簿』への登録を義務付ける「透明性」。3つ目は、一括払いではないセクター別のライセンスを通じた「公正な報酬」と過去の使用への遡及的補償。4つ目は、AIトレーニングへの拒否権強化を含む「ニュースメディアの保護」です。クリエイター団体はこれを歓迎していますが、テック業界はイノベーションを阻害する『コンプライアンス税』であるとして強く反発しています。この動きは、GDPRのような世界的な基準(ブリュッセル効果)となる可能性を秘めています。