掲載済み (2026-03-14号)
#154 174文字 • 1分

AI(経済)黙示録――AIバブルの崩壊はもはや避けられない

原題: The real (economic) AI apocalypse is nigh

日本語

掲載情報

概要

AI業界は「劣悪なユニットエコノミクス」と虚偽の会計によって支えられた巨大なバブルであり、巨額の投資を回収できないまま崩壊し、深刻な経済的打撃をもたらすと警鐘を鳴らす。

詳細内容

コリイ・ドクトロウによる、AIブームの経済的持続不可能性を痛烈に批判する論考です。筆者は、現在のAIブームを過去の成功したテック企業(Amazon等)とは本質的に異なると指摘します。初期のテック企業はスケールメリットにより利益率が向上しましたが、AIは「世代を追うごとにコストが膨張し、顧客が増えるほど損失が拡大する」という破綻した経済構造(ドッグシット・ユニットエコノミクス)を持っています。また、MicrosoftやNvidiaなどの巨大テック企業間で行われる、投資と売上を相互に計上し合う「キャッチボール会計」によって市場が偽装されている実態を告発。Bainの試算する2030年までに2兆ドルの売上という目標は、現状の収益力では到底達成不可能です。バブル崩壊後、社会には「不完全なAIによって破壊された雇用」という負の遺産が残り、我々は極めて貧しい経済状況に直面すると警告しています。