掲載済み (2026-03-14号)
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Grammarlyが有名作家(故人を含む)を模したAIによる「エキスパート校閲」機能を提供開始、無許可での利用に批判も

原題: Grammarly Is Offering ‘Expert’ AI Reviews From Your Favorite Authors—Dead or Alive | WIRED

英語

掲載情報

概要

Grammarlyが著名な作家や学者のスタイルを模倣したAI校閲機能を導入したが、本人らの許可を得ておらず、倫理的・法的な議論を呼んでいる。

詳細内容

英文校正ツールのGrammarly(社名をSuperhumanに変更)が、著名な作家や学者のスタイルで文章を評価・助言する新機能「Expert Review」を導入した。この機能では、スティーヴン・キングや故カール・セーガン、ピエール・ブルデューといった著名人の名前を冠したAIエージェントが、ユーザーの執筆物に対してフィードバックを行う。しかし、これらの「エキスパート」たちは開発への協力や許可を与えておらず、サービス上には「提携や承認を示すものではない」との免責事項が記されている。この動きに対し、学者や著述家からは、故人の「再活性化」や著作権を無視したスクレイピング、知的財産の不当な搾取であるとの強い批判が上がっている。また、機能の実効性にも疑問が投げかけられており、WIREDの検証では有名な引用文を見逃す一方で、一般的なAI特有の表現を機械的に指摘するに留まる実態が明らかになった。教育現場におけるAI利用の是非や、人間不在の知性への懸念を象徴する事例となっている。