概要
中学生がAIとのペアプロで開発した、型情報に基づき括弧なしの前置記法を実現する遅延評価型の自作関数型言語「Zenith」の紹介。
詳細内容
本記事は、中学生の著者がAI(Antigravity)との共同作業で開発した独自の純粋関数型言語「Zenith」の設計と実装について解説しています。Zenithの最大の特徴は、ポーランド記法(前置記法)を採用しながらも、一般的なLisp系言語のような優先順位のための「括弧」を原則不要とした点にあります。これは「型情報が文法の構造を決定する」という独創的な設計思想によるもので、パーサが関数の要求する型と引数の型を照合し、型が一致するまで右側の計算を待機する「最短一致」アルゴリズムによって実現されています。
実装にはC++が使用されており、遅延評価(Lazy Evaluation)とメモ化をサポートしています。これにより、計算が必要な瞬間まで評価を先延ばしにし、一度計算した結果をキャッシュすることで効率的な再帰計算を可能にしています。記事内では、階乗計算やフィボナッチ数列、さらにはゼロ除算を回避する遅延評価の挙動確認など、具体的なサンプルコードを通じて言語のポテンシャルが示されています。AIを活用することで、若年層でも高度な言語設計に挑戦できることを示す好例といえます。