掲載済み (2026-03-07号)
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米最高裁、AI生成アートの著作権保護を認めない判断を維持

原題: AI-generated art can’t be copyrighted after Supreme Court declines to review the rule

日本語

掲載情報

概要

米連邦最高裁判所は、AIによってのみ生成された作品には著作権が認められないとする下級審の判決に対する上告を退け、人間の著作者が必須であるという原則を確定させました。

詳細内容

米最高裁判所は、コンピュータ科学者のスティーブン・テイラー氏が提起した、AI生成アートの著作権保護を求める訴訟の上告を却下しました。これにより、「人間の著作者(human authorship)は著作権の基本要件である」とした2023年の地方裁判所の判決と、それを支持した2025年の控訴裁判所の判断が最終的に確定しました。この事案は、テイラー氏が開発したアルゴリズムによって作成された画像『A Recent Entrance to Paradise』の著作権登録を米国著作権局が拒否したことに端を発しています。最高裁のこの決定は、テキストプロンプトのみに基づいて生成されたアートは著作権保護の対象外であるという現在の法的指針を改めて裏付けるものとなりました。また、テイラー氏は過去にAIによる特許出願も試みていますが、米国および英国の裁判所によって同様に「発明者は人間でなければならない」として退けられています。