掲載済み (2026-02-28号)
#205 174文字 • 1分

MCPのトークン消費を94%削減する方法:JSON Schemaの代わりにCLIを活用する最適化手法

原題: I Made MCP 94% Cheaper (And It Only Took One Command)

英語

掲載情報

概要

MCPサーバーの全ツール定義をコンテキストに読み込む代わりに、CLI化してオンデマンドで情報を取得することで、LLMのトークンコストを劇的に削減する手法の提案。

詳細内容

従来のModel Context Protocol (MCP)は、セッション開始時にすべてのツールのJSON Schemaをコンテキストに投入するため、ツール数が増えるほどトークン消費が肥大化するという課題があります。本記事では、MCPサーバーをCLI(コマンドラインインターフェース)に変換し、エージェントが必要な時にだけ`--help`コマンド等を通じてツールの詳細を取得する「遅延読み込み」アプローチを提案しています。 具体的には、84個のツールを使用する構成において、標準的なMCPでは開始時に約15,500トークンを消費するのに対し、CLI方式ではわずか300トークン程度に抑えられ、全体で約94%のコスト削減が可能です。これはAnthropicが提供する『Tool Search』機能よりも高い削減率(対Tool Searchでさらに70%以上の節約)を示しており、かつ特定のモデルに依存しない汎用的な手法です。著者はこの変換を容易にするオープンソースツール『CLIHub』を公開しています。