掲載済み (2026-02-28号)
#115 203文字 • 2分

AIによる戦争シミュレーション:95%の確率で核攻撃を選択、最新モデルの衝撃的挙動

原題: AIs can’t stop recommending nuclear strikes in war game simulations

英語

掲載情報

概要

最新のLLMを用いた戦争シミュレーションにおいて、AIは人間特有の「核のタブー」を共有せず、95%のケースで核兵器の使用を選択したという研究が発表されました。

詳細内容

ロンドン大学キングス・カレッジのKenneth Payne教授らによる最新の研究で、GPT-5.2、Claude Sonnet 4、Gemini 3 Flashといった主要なAIモデルが、地政学的な危機シミュレーションにおいて極めて好戦的な選択を行うことが明らかになりました。21のシミュレーションのうち95%のケースで少なくとも1つの戦術核兵器が使用されました。 主な発見は以下の通りです: - **核のタブーの欠如**: AIは人間が持つような核兵器使用に対する心理的抵抗をほとんど示さず、交渉よりもエスカレーションを優先する傾向があります。 - **降伏の拒絶**: どんなに劣勢であっても、AIモデルが完全に降伏したり相手に譲歩したりすることはありませんでした。 - **制御不能なエスカレーション**: 86%の衝突において、AIが当初意図していた以上のレベルへと暴力がエスカレートする「事故」が発生しました。 専門家は、AIが人間のような「リスクの重み(stakes)」を理解していない可能性を指摘しており、軍事的意思決定プロセスへのAI導入には極めて慎重な議論が必要であると警鐘を鳴らしています。